「海里」の日記帳 |
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カラオケ。 あたしは歌うことが大好き。 彼と、カラオケへ行った。 あたしは、空気読むのが今ひとつ苦手で、彼がカラオケボックスに居ることがあまり好きじゃないことに気づかなかった。 どんどん不機嫌になっていく彼。それを見て、またあたしも不機嫌になっていく。 2時間経って、退室になった。 彼が何も言わずに会計を済ませてしまった。 あたしはそこで、取り返しのつかない言葉を吐いてしまった。 「お金ほしいんでしょ?」 一万円札を突き出しながら。そう言った。 彼は当然、怒った。 「キチガイが。薬飲んでおとなしくしてろよ」 あたしの何かが、終わってしまった。 フラフラになって、タクシーで家に帰って。 眠剤を全て飲み下そうとしたところに彼が帰ってきた。 やめろ、という言葉も聞こえず、口に入れた眠剤。水も飲まずに飲み込んだ。 その後のことは、覚えてない。 いろんなことを聞かれて、いろんな事をハキハキ答えたそうだ。 気づいたら、ベッドにいた。 |
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どうしてこんなになったか分からない。 書けるだけ書こうと思う。 この日は兎に角、3年ぶりに心療内科へ行った。 お医者様に伝える言葉が見つからなくて、ただ、泣いた。 紙に書いて、やっと、伝えた。 お薬をもらった。 こんな風に書くと 「おいおい、メンヘルちゃんかよ?めでてーな」 なんて言われちゃうかも知れない、でも、これがあたしを取り巻く現実の、すべての発端になったことも事実。 |