「lll」の日記帳
2003年の日記


10月19日(日) 19:03:28

またここに来た。
昨日公開日記書く人の話したけど、私には無理だろうな。
人に言いたくないことが多すぎて。
言いたくないって言うのもちょっと違う。
ばれたくない事が多すぎるんだ。

ちょうど一年ほど前、qqのメールを盗み読みした。
うかつにも未読メールを既読にしてしまった。
翌日、パスワードは変えられていた。
調度不正アクセスで逮捕された大学生がいた時期で、
私はふるえた。
怖くて怖くてたまらなくて、「もうしません」と日記に書いていた。

二年前の今頃はqqの昔の浮気相手のふりをして、qqにメールを出した。
返事がきた。
もう一度出した。
返事は来なかった。
内容をヘビーにしたからかもしれない。
そうすることで、返事が来ないようにし向けた。
そうしないと続いてしまいそうだったから。
自分のためだ。
結局彼は「一度も連絡を取ってない」と嘘をついている。
会社のアドレスまで書いてよこしたのに。

彼は多分わかっているんだろう。
かつて私がメールを盗み読みしたこと。
浮気相手のふりしたこと、去年のメール盗み読み。
知っているのかな。


昨年ものすごく後悔したはずなのに、
またしても10月、メールを盗み読む。
パスワードは元に戻っていた。
浮気はしていなかった。
ガールフレンドはいるようだった。
私には言ってない。
いや、言ってるけど、女の人と2人でとは思ってなかった。
携帯メールを見ていないから、どうなのかわからないけど。
でももう私との結婚に対して動き始めていたので、
初めの時点ではしっかりと線引きをしている様子であった。

「考え方に非常に好感が持て」
「広い意味で同士として頑張りたい」
「自分の将来のことをしっかりと考えているようで」
「(将来は)※※※するつもりだ」
彼に認められて一緒に頑張る仲間と見られる彼女が
非常に羨ましかった。

「私達は考え方が非常違う。
あなたと話しても心は通じあわないし、しっとりしない。
でも私は自分と似たタイプの人とつきあったら
そういう狭い世界にはまりこみすぎていけない気がする。
だから、つきあうのは考え方が違う人の方がいいんだと思う。」

これを先に行ったのは私の方だと思う。
この考え方は私が自分で自分を納得させるためにでたものだ。
なのに全く同じ事を、彼はメールで人に送っていた。
なんというか…どういうつもりなんだろう。
ショックだったのか?
激しく同意だったのか?
何にも考えてないのか?
紹介された人と恋人としてつきあうことを断る口実だったのか?
(その人とは翌週飲みに言ってるのに?)

彼は、頭がいいと人に言われていた。
今でも言われることもある。
でも私は彼を頭がいいと思ったことがなかった。
穏やかな性格で、思いやりがあるから、そう言う意味では賢いと思ったが、
独自の考え方を持っているとは思わなかった。
その分豊富な知識で補っているように見えた。

多分「知識で補う」は正解なんじゃないだろうか。
私の考え方を、丸ごと受け入れるなんて。


そんな風に自分では生きる考え方を持たない、
一般的な考え方をそのまま自分の物とする彼なのに、
私は彼にとって最も価値あるフィールドにおいては彼に認められていない。
私にしてみれば彼は私にとって最も価値のあるフィールドで自分に劣る人間。
そんな奴が認めるのは他の女性。
その女性に私の受け売りを話し、
彼は「認めてはいない」が私とつきあい、私と結婚したがる。
もうよくわからん。
彼にとって結婚したい=認めるではないんだろう。

この前tと飲みに行っていわれたのは
「自分より頭のいいあなたとはつきあってもうまくいかない」
「優位に立っていたいから」
だった。
この「頭良い」の内容はよくわからないけど、
qqもそんな感じなのかな。
浮気相手も年下だったし。

そして認められていない悔しさと認められている女性への嫉妬心から、
qqに絡み、結局のところ自分には社会的な物は何もないのだと思い知らされた。

たった今、私は無職である。
だから稼ぎもない。
仕事を見つけるつもりだったが、
「今は若いからそこそこ見つかるけど、
(多分次以降の転勤によって)30過ぎて仕事を探しても、
自分の中に蓄積がない限り、簡単には見つからない。
手に職があっても、人脈がなければ職には就けない」
と言われてしまった。qqに。メールで。
そうですよね、その通り。
私は「そのたびに仕事を見つければいい」と思ってきたけど、
そう思って自分をごまかしてきたけど、
それが現実。
言い訳。
qqと離れているのが寂しくて、一緒にいたくて、
「夫はこの人が良いけど会社はここでなくても良いから」
「仕事は見つかるから」
と自分を納得させて、引っ越すことを決意した。
私は負けだ。
もう認めざるをえない。
qqのためじゃない。
それを選んだのは自分自身。
でもこうしなけらばならなかった。
せずにいられなかった。
私は離れていてずっとつらい思いをしたり、
きっぱり別れることもできなかった。
別れることができたら、中途半端にSEなんて選ばなかった。
ある意味、qqと結婚することを見越しての就職。
私の甘えはもう4年も前から始まっていたのだ。
事実、私はあの仕事に不満もない変わりに、未練もなかった。
達成感もやりがいも一切なかった。
自分でも常にわかっていた、「これはバイトです」。
頭なんか使ってなかった。
あのくらいのつじつま合わせは簡単なことだ。
仕事、頑張ることはできるけど、適当に受け流すことができる。
私はその程度に能力があり、
かといって何かができる能力はない。
磨いてもないから劣化する。

昨日まで自分自身をだまし続けていた。
その間私の仕事や能力の面を重要視して助言してくれる人がいても、
幸せボケだったんだろうなあ、
それでも私は彼と結婚したいから仕方ない、なんて思っていた。
qqには感謝している。
その現実を突きつけてくれた。
逆に言うと、qq本人に言われない限り、
「思い知る」事はできなかったんだろうと思う。
私を愛し、養う気満々のqq。
私の自尊心は別のところにあったけど、
だからqqは私に社会的な助言はせずに、甘いことを言っていたんだと思う。
qqは私を彼のやり方で愛しているから、
付いてきて欲しいから、
一緒に暮らしたいから、
私の甘さをあえて指摘しなかったんだろう。

さて、これからどうしたらいいのか。
考えないといけない。
どうやって考えたらいいのか、わからない。
それほどまで私は甘ちゃんだったのだ。
自分の人生に自分で責任を持つなんて、
それは思想の問題においてのみであって、
現実的にはできていなかった。
でも今からでも遅くない。
今を逃しちゃいけない。
どうしたらいい?
































































10月08日(水) 00:48:09

昨日qqはしくしく泣きながら言ったのだ、
「もうすごくつらい。
仕事中にあんな事言われたら本当に悲しくなる。
kkは僕のこと本当に大事に思ってくれているのかなあ」

qqすごく疲れていたろうと思う。
だから泣いてしまったということもあると思う。

私はその時別件で本当に不愉快だったから、
正直うざいとしか思えなかった。
でも思っているよ、大事だよ、とうわべだけで言った。

私は別件で朝まで腹を立てていたから、
qqの悲しみの原因なんて考えなかった。
自分がしっかりしないからいけないんじゃないかと思っていた。
でも多分qqは本当に悲しかったんだろうと思う。
どうして私がqqの親をそんなに邪険に扱うのか。

邪険にしてはいないが、約束を守ってくれないから腹を立てていた。
qqが注意してくれたはずなのに。
自分の好き放題するあのデブでぶちゃいくの母親に。
出しゃばりだと思ったし、おしゃべりな人を相手にするのも疲れていたし。

でも多分根本ですれ違っていたんだね。
qqの母はもちろん、qq自身も、母親が私に直接電話してくることを
おかしいとは思っていなかったわけだ。

そうやって考えると、多くの違いが思い出された。
私とqqがすごく違うこと、私は知っていた。
違うからこそ、私はこの人とやっていくのだと思って
何度も自分に言い聞かせた。
bさんみたいな人といたら、考え方は同じだと思う。
でも同じ同士からは何も生まれないし、
私は冷たい人間になってしまうかもしれない。

そう思って、違うqqを選び続けていたのだ。
夫とは同じでなくていい。
「考え方が一緒」なのは、夫でも良いし友達でもいい。
そう思ってきた。
だから私はそんなにショックでもなかった。
でもqqには悲しかったかもしれない。

qqはそれ以上に暖かみやあの愛しい匂いがあり、
それを失うことはできないと思ってきたから。
qqの社会的な事なんて、私にとってはどうでも良いことだった。

それで、qqを大事に思っているかというと。
そうじゃないかもしれない。
そうかもしれない。

答えが今でた。
私はqqの存在や体、気持ち、をとても大事に愛しく思っている。
でもqqの私以外との関係まで大事に思えていない。
qqが外でつらい目にあえば、qqをいたわろうと思う。

例えば失敗したら慰める。成功したら嬉しい。
でもその際私が大事なのはqqの「気持ち」であって、
具体的な成果がどのような物であるかは問わない。
それこそqqが世間的に社会的に
いい仕事をしようとするまいとどうでもいい。
qqが喜ぶことは一緒に喜ぶし、悲しむときは慰める。
だから価値観を共有することは出来ないかもしれない。

qqの母のことはもう悪く言わないよ。
ごめんよ。
でも社会的な成功の手助けを母親に求められても、
私は反発心を覚えるだけだよ。