「kk」の日記帳
2003年の日記


02月03日(月) 01:06:56

もう一回日記を書くことになろうとは。
しかも再登録。

この日記も消えてしまうかもしれない。
別にいいか。
今こうやって日記を書くことに意味があるのだ。


結婚の時期は今年の十月ということになった。
qは家に挨拶って言うか、顔を見せに来たし、qの母さんもqの妹さんを通して話を聞き、結構乗り気なようだ。
qの父さんにも話したし、何というか、もう話は先へと進みはじめている。
本格的に。
そう、本格的に結婚準備が始まってしまっている。


昨日、久々に、tに会った。
と言ってもyの葬式以来。
この前電話かかってきて。
彼女にふられたっぽく別れたそうだ。
いろんな出来事があって、その一連の流れを多くの物語は切り取って書いてある。
しかし現実は多くの場合続いていく。
あの話にはあんな続きがあり、いつの間にか何もなくなったり、死んだりするんだろう。
まあそれはおいといて、とにかく前の日記の続きとして今があり、
あの時私を助けてくれたtは彼女に振られたそうだ。
恩があるから話を聞く。
qが嫌がってもtとの関係は終わらせない。
言い訳だけど、別に浮気じゃないんだし。
qがどうこういっても私にとってはqもtも同じように友達だったわけだし。
qが私とtとの関係をを嫌がるようになってしまったきっかけも元はと言えばqにあるわけだし。
まあtの性格故なんだろうけど、気にしないもんねーーーー。

tにはぺらぺらとqとのことを話した。
もう結婚しようと思ってることも。
彼は単に彼女との話を聞いて欲しかっただろうけど、やらしかった。
わざわざ自分からrの話を出して、自ら進んで泣いていた。
ちょっと私を泣かそうともしていた。
qの浮気のこととかほりかえしてたし。
tよ、それは私の中ではもう終わったことなんだ。
最近は私は未来しか見ていないのだよ。
ただし近未来のみ。

でも、tにのこのこついていき深夜までお茶を飲んだり、
留守電に入ってるからとはいえわざわざ電話したりしてるのは私。
私もtと同じくいやらしいから。
tが嬉しそうに言う、「これもqには内緒なんですね」と。
もちろんそうだし、qに内緒だからこそあなたに会ったり電話したりしてるんだよ。
いやらしい女。


今のqに不満はない。
先週の休暇中に改めて思ったのだが、qはものすごく優しい男だ。
今まで、特に前の赴任地時代にはものすごく文句いってしまってたけど、あれは本当に仕事が忙しくて余裕がなかったからなんだってわかった。
私が今までこうしたいとかああしてみたいと言ったことを、休暇中に叶えようとしてくれていた。
qと結婚する、ということもqと一緒に住むということも私にとっては嬉しいことだ。
だからこれは純粋なマリッジブルーとは違うのだ。


休暇中にわたしがしくしく泣いた。
理由を理解できないながらもqは私をだっこしてくれたし大丈夫だから一緒に生きていきましょうね、と言ってくれた。
私が望んでいたのはまさにそれだったからqは正解なんだけど、
私が泣いていた理由を私自身うまくわからなかったしqのその慰め方では全然解決していないと思った。

さっきからその理由がわかり始めた。
最近の私にとって生きていると言うことは悲しいことです。
時間が流れるというのは悲しいことです。
確かにあなたの言う通り嬉しいことも楽しいこともありますよ。
いっぱいあります。
ガキの使いは面白いし今日の夕飯はおいしかった。
休暇中qとべったりでしあわせだった。
でも幸せだからこそそれと表裏一体の関係で悲しみがあるのです。

親に対する感謝の気持ちと親を大切にしてあげられない申し訳なさ。
昔の親の気持ちを慮っての悲しみです。
親を幸せにしてあげられないように感ずる悲しみ。


qとそばにいたいからqと一緒に住みたくて、
qと一緒に住みたいからqと結婚する。
ずっと一緒にいたいしちょうどいい。
でもそうなってくると結婚式とかお金のこととか親のこととか全く別の問題がたくさんでてきて、ずっと一緒にいたいんだっていうその気持ちに真正面から関わっていられなくなる。
周りのみんながうきうきして喜んでくれるのは嬉しいし、もちろんせっかくだから結婚式だってしたいよ。
きれいな場所できれいな格好をして結婚式をしたいし、結婚指輪だって欲しい。
確かにそうだしそのためにはいっぱいの準備がいるんだ。

でもね、なんかやっぱり一緒にいたいだけなの。
結婚式がしたくてとか周りの人に喜んで欲しくてこうしてるわけじゃない。
自分を見失ってしまいそうだ。
だからこそこういう準備話のあとは疲れて泣きたくなる。
私だけが取り残されてるような気持ちになる。
逃げ出したくなってしまう。

もちろんこういう一連のセレモニーがおわればqと2人で暮らしていけるし、一緒に暮らしつつ仕事をして生活をして、私の希望は叶えられる。
わかってるから投げ出したりなんかしない。
でも息抜きが必要になるから、tに会ったりする。
bさんに電話してみたりする。

こうやって思う間は恋愛をして、まだ結婚しない方がいいのかな。