「faraway」の日記帳
2002年の日記


11月29日(金) 13:22:09

うーん。
最近の自分の日記を見直してみると、情けない位駄文ですね。
時間が無いせいもあるのだろうけど、まとまりが無いというか、
不満ばかりで、興味を引くような話題の振り方や説明をしなくなっているというか。

とはいえ、去年の今頃書いていたような、原稿用紙5枚以上の長文日記は
やはり時間に余裕があったから書けたと思うのです。

文を書く時は必ず決めている事があって、ダラダラと思いついた事を書くのではなく、
まず、時間をかけて大体の構成や内容を決めてから一気に書いています。
会社で文を書く時もそうだし、プライベートの手紙もせちにぎの日記もそうでした。
この書き方のが全部書き終わって見直す時、
気に入らない部分とか直さなくちゃいけない言い回しとかが減るのですよ。
ちなみにこれは中学受験の時に塾で習った知識です。
この書き方のが国語の作文のテストの点数が上がるって。

これは書き出しがすごく大切という話にもつながってます。
書き出しからイントロがうまくいえば、その文はある程度うまく行ったも同じです。
太宰治は書き出しにすごくこだわっていて、小説が脱稿する最後の段階で
書き出しを考えた事も多かったそうですし。
走れメロスも本当の書き出しは、「メロスは全裸だった」だそうです。
人間失格にしても、書き出しと一番最後は本当に衝撃的で印象に残りますよね。

閑話休題。
それがここ最近の日記ではまるっきりサボっていたわけで。
それこそ思いつくままだらだら書いていました。

また性格的にも毎日コツコツ書くというより、
気が向いた時に一気に書く性格なのかも…。


ヽ(*бvб)ノ<え?大切に読んでくれる人がいないから、真剣に書かなくなったって?
それは言っちゃいけません。ゲラ



11月28日(木) 00:07:28

今日はサンクスギビング、感謝祭です。
マンハッタンでは今頃パレードをやっている事でしょう。

自分はこの季節に産まれたせいなのか、やや寒くてもの悲しいこの季節が
結構スキなんですよ。
夏の暑いのよりは寒い方が耐えられるし、
だんだん暖かくなっていく春よりも、今のがいいなぁ。


吉野家の2号店・3号店ができる事になりました。
現在のタイムズSQ店は一ヶ月に20万ドルも儲かっているそうです。
2号店は23丁目の学生街にできるそうです。
今度はバルーク(大学名)に行ってる留学生狙いでしょう。多分。
そして3号店は46丁目に。
これはミッドタウンのサラリーマン狙いかなぁ。
あの辺りは日系企業も多いですからね。
いずれにしろ、数年間で15軒程度になるそうです。

アメリカでは日本食の進出が激しいです。
NYやLAではラーメン専門、お好み焼き、焼き肉、割烹などなど細分化も進みました。
その一方で韓国人や中国人などによる「なんちゃって」も沢山あります。
そういう所に行けばキムチロール(寿司ね)とかあってもおかしくないからなぁ。
まぁ、人種によって美味い不味いは関係ないのですが、
基本的には彼らの商売は「日本料理(日本人)の区別のつかないアメリカ人狙い」
なので。。
またスシはフレンチ同様に高いと思われているので、多少高めの値段設定でも
そういう人が入って利益が出せるのでしょうね。
しかしそういう所では、冷たいざるうどんの横に何故かサラダが添えてあって
麺つゆのかわりにごま味噌っぽいタレをつけて食べるみたいな。。
まぁ、一種の異文化体験でしょうか。ゲラ

少なくともNYでは、そういう店には日本人はあまり来なくなります。
なので、余計にアメリカ人向けに特化していくわけですね。。

もしアメリカに来たら、そんな奇妙な、
”エスニック”日本料理を味わってみてはいかがでしょうか?



11月27日(水) 22:45:31

ゆきがふってきました。

ちなみにどうでもいいのですが、ゆきという名前の方とは
何故か懇ろになる事が多かったです。
3人ほどいたでしょうか。
そういえば、初エッチもゆきさんだったなぁ。ヽ(*бxб)y-~~(遠い目)

今日の雪はかなり積もるようです。
TVでは、NYより北にあるボストンやコネチカットはもうかなり積もってる。
日曜日には天気もそうだけど、気温の方がマイナス10℃以下になるって。
それに対してディズニーランドのあるフロリダのオーランドは30℃越えてる。

なんか土地によってかなり差がありますが、
本当にNYはマゾヒストにはたまらない所です。
夏は暑くて、冬は日本より寒い。(●´ー`●)
じゃ、会社にいってきます。



11月26日(火) 14:01:55

出張シーズンがこれで終わりと思いきや、またまた来週にボストンへ行く事に。
今週は感謝祭なので出張はないけど、休めるのは1日だけ。
普通の人は木金土日と4連休になるのに。。

ちなみに感謝祭というのは、こちらでは日本のお盆並に長い休みが取れます。
一番長く休みが取れるのがクリスマスから新年。
ただし、三が日という考え方はないので、休みは元旦のみ。
その次に大きなイベントが、このサンクスギビングと独立記念日かな。

会社の方はかなり混乱しています。
どうやら子会社では、帰国命令やリストラがあるみたい。
彼らは駐在員で来ているので、従うしかないですからね。
そう考えると現地採用は気楽なものです。
給料安いし、出世もないけれど。

この会社の場合、彼ら駐在員は本人が異動の希望を出して、それが通って
晴れてこっちに赴任した人が多いそうです。
だからある意味、海外駐在はごほうび。

しかし、駐在員には赴任期間というものがあります。
時期が来たら帰らないといけない。
どんなに仕事がうまく行っていても、彼女ができ結婚して子供もできたとしても。

そして、数年ぶりに帰る日本の社会はあまりにも窮屈で、
また日本から出たくなってしまうのです。
何しろ日本へ帰ったら狭い部屋に住み、物価は高く、こっちでは考えられないような
通勤ラッシュに毎日30分単位で揉まれ、付き合いなど、人間関係は窮屈で…。
こっちにいる間に忘れていたものを、また味あわなければいけない。

子会社から本年いっぱいで駐在員2人、日本へ帰ります。
一人は管理職、一人は広告営業職ですが、二人とも喜んでいません。
傍から見ても、仕事が投げやりになっているのがわかります。

(・v・)<数年間のアメリカ生活は楽しかったですか? 充実していましたか?




11月21日(木) 13:21:56

日本へ新年そうそう帰るつもりでしたが、サスペンドになりそう。

NYから日本経由でバンコクへ、そしてその帰りに日本に寄ってビザ申請しようと
思っていたんだけど、このルートを組めるのはユナイテッド航空やノースウエストか全日空などの日系に限られる。
でも日系はチケットの制限が厳しくて、日本からNYに戻る便の日程変更ができない…
日本でビザが取れないと戻れない以上、そんなチケットは使い物にならない。

ノースウエストは旅行オタにはワースウエストって言われている位、サービスは
最悪だし、何よりも古い機材を使っているので事故が多い。
飛行機が遅れるのもオーバーブッキングも日常茶飯事。
絶対に乗りたくないキャリアの一つ。(●´ー`●)

自分の場合、ユナイテッドでマイルを貯めているので、UAを使いたいのだけど、
そのUAがどうやら会社更生法を視野にいれて資金繰りをしているらしい。
その返済期限は12月2日。
つまり感謝祭の旅行ピーク(11月の最終週)にどれくらい稼げるかで
潰れるかどうか決まりそう。
アメリカは昔のパンナム航空のように、大統領次第で平気で航空会社を潰す。
特にUAは本社がシカゴと言う事もあり、アメリカンやコンチネンタルのように
テキサスに拠点(ハブ含め)を持たないからブッシュが積極的に守るとは思えない。
あの人はテキサス企業や石油関連は絶対に守りそうだけど、身内以外はね…。

もちろん、UAが潰れた場合、チケットは払い戻しができないどころか、多くの場合、
そのチケットは紙くずになってしまって、買い直しを迫られる可能性が高い訳で。

そんなわけで、期限までお金を払うのはやめて、もう少し様子を見ようかと。
もし潰れたら、スケジュール、どうしようかな。。


日本に帰ったら、色々な知り合い達と遊ぶ約束など、スケジュールを作成中です。
(●´ー`●)<ただいま予約受け付け中です。お早めに。



11月20日(水) 10:11:10

今日は接待してもらいました。
高級な中華料理らしいけど、その為にわざわざニュージャージーの奥のレストラン
まで行く事になって、内心ほとんどの人は面倒半分みたいな感じでした。
(距離的には東京に住んでる人が横浜を越えて大船まで行くようなもの)

で、実際に行ってみるとかなり高級で珍しい珍味が。
ただお酒は、ジョニ青か赤ワインか青島ビールからしか選べなかったのが残念。
以下そのメニューと感想

前菜
・四川風小海老の和え物 かなりピリピリする。
・茹でた牛の肺のスライスにオレンジソース。あまり味は無い。
・コンク貝の和え物 シコシコした歯触り。
・ナッツを挙揚げたもの
・ほうれん草のような野菜を炒めたもの
・昆布を醤油で茹でたものにレンコン 和食っぽい味
・あわびの酢の物
・くらげ
これらを一口ずつ食べました。

はまぐりのクリアスープ(確かに美味しいのだけど、ダシは不明。野菜系の味)
海老の水餃子をごま味噌に浸したもの。ピリカラで美味。

メイン
・揚げた伊勢海老にブラックビーンズソースをかけたもの まぁおいしい
・鰻を椎茸・竹の子と一緒に酒と醤油で煮たもの 中国では鰻の代わりに蛇を使う事
も多いらしい。でも中国の蛇と北米の蛇で食べているものや生活環境・種類が
違うので、こっちの蛇を食べると健康によくなく、鰻で代用するらしい。
・ローメン(日本の焼きソバみたいなもの) 普通のと比べてハーブが強い
・エンジェルダッグ 野生ではなく、ペキンダッグ同様に産まれた時から
管理しており、一番美味しくなった時期を狙って絞めたらしい。。
たしかに美味しかった。。
・ナマコにコリアンダーなど香草系を詰めて、にんにくと炒めたもの
・揚げた蛙と貝に甘辛ソースをからめカシューナッツを混ぜたもの
・鳩の足直火焼き
・坦々麺 ひき肉にこだわったらしい。
・鴨の舌を燻製?にして炒めたもの 何故かベーコンみたいな味。うまい。
・チャーハン
・細い麺?を揚げたもの 色々なおかずに混ぜて食べる
・回鍋肉の野菜だけみたいなもの
・チキンを細切りにしてモヤシと炒めたもの チンジャオロースの鶏バージョン
・東披肉 豚肉の塊の煮こみ 脂分がゼラチン状になっててうまい。

…その他、これ以外にも数品ありましたが忘れてしまいました。
とにかく量が多くて、珍しいものが多かった事。
蛙は言われるまでわからなかったし、鴨の舌などは美味でした。(●´ー`●)

そして、びっくりしたのがデザート。なんと出てきたのは、
中華とはまるっきり関係ない、バナナフォスターもどきだったのです。
バナナフォスター:バナナにシナモンとブラウンシュガーをまぶし、
バターで炒めてブランデーでフランベする。この青い炎がきれい。
アルコール分が飛んだら、それをアイスクリームの上に乗せる。
暖かいバナナと冷たいアイスと混ぜながら食べるのが美味。
元々はニューオリンズの超高級クレオール&フレンチレストラン
「ブレナンズ」で発明されたデザート。

ここで食べたのは、アルコール分が完全には飛んでいなくて、そこらへんが
ちょっと…でしたが、まぁ美味しかったです。
で、驚いたのは、数分後にまたアイスクリーム。
「今度はチャイニーズスタイルだよ。」だって。
なんとアイスの横には暖かく甘いもち米(全かゆみたいに粒粒はなくなっている)が
載っていて、そのさっぱり甘いもち米と冷たいアイスを混ぜて食べるとそれはもう。

本当においしゅうございました。(●´ー`●)
たまには良い事もあるものです。



11月19日(火) 23:32:01

朝の日本語ニュースで日光の猿の話をやっていました。
なんだかなぁ。
すごく日本的だなぁと思いました。

猿が車に飛び乗ってきて、交通事故まで起こしている。
それでも人間側の対策は、お土産屋がエアガン装備しているのと、
市の条例で餌をあげた人の名前を公開するくらい。
なんか本当に対策を考えているのかなぁと思います。
喜劇を見ている様です。

以前、日光ではないのですが、日本で山道を運転していた時、やっぱり
車のフロントガラスに猿が何匹も飛び乗ってきた事があったんです。
猿達の視線はどう見ても、車内のお菓子を狙っていました。
で、猿達とのにらみ合い。もちろん脅しても逃げる事はない。
多分窓を開けたら入ってくると思ったので、猿の手が入る位、ちょっとだけ開けて
その後いきなり閉めると、やはり手がみごとに挟まれています。
キーキー鳴く猿。
それで何匹の猿はボンネットから飛び降りていきました。
それでも車を止めることなく、あえてスピードを上げて急にハンドルを切った所、
手を挟んでいた猿は勢いで窓から手が抜けて、そのまま道路に落ちていきました。
さらに車のワイパーを最高速で動かすと、全ての猿は逃げていきました。

ここまでしなくても、多分少しでもなめられたら、
やりたい放題やられていたのかもしれません。

今の日光の状態は観光客にも猿にとっても悲惨です。
野生動物に餌をあげてはいけない、あげたら彼らは餌をとる方法を忘れてしまう。
これはどこでも同じです。
余談ですが、アメリカのイエローストーン国立公園では、
以前観光用に野生のクマの餌付けをしていました。
やがてクマは餌を自分で取る事ができなくなり、人は餌をくれるものだと思いこみ、
人を襲う様になったのです…。
これはクマが悪いのではなく、クマの生活を振りまわした人間が悪いのです。

今、日光で取るべき方法は2つでしょう。
まずは人の側から。
今でも猿に餌をあげる人がいる以上、猿は寄って来ます。
この鎖を断ち切らないといけません。
っていうことは、猿に餌を上げた人間は罰金5万円とかの重罰でもいいのかなと。
観光的にはマイナスイメージかもしれませんが、事故を起こしているなど、
全体の迷惑を考えたらこの位が妥当かと。
その上で、猿にも人間の怖さを教えると。
日光の人は自分が猿より立場が上だと当然の様に考えていますが、
猿は多分逆の事を思っているでしょう。
つまり、駆除する事です。
それも力で。
エアガンなどではなく、他の猿の見ている前で、殺す。
まぁ、殺さなくても構いませんが、少なくとも麻酔銃で撃って、他の猿の
見ている前で、人間が引っ張っていく。
そしてその猿はもう自然には戻さない。
人間=怖い。殺される。
のイメージをつけない限り、いつまでも人のそばに現れるでしょう。
かわいそうな結末ですが、猿が人間を襲う害獣になった以上、
自分はこれしか対策が無いと思っています。

でも、チキンな日光の人は結局有効な対策がとれず、
猿芝居同様の、このままの事態が暫く続くんだろうな。。



11月18日(月) 13:54:42

最近2chにつなぐ暇が本当に無くなった。
日記も含め。

日記は会社にノートPCを持っていけば、暇な時間などに書き溜めておく事も
できるのだが、わざわざそこまでする気分にはなれないというか。
ちなみに今もとても暇で、会社で音楽をかけながらこれを書いていますが、
だれも止める人はいません。
同僚は週刊現代の「男が知らない女の生態」とか「ちょびNUDE図鑑
(さっき貧乳ロリの話題で盛りあがっていた)」を見ていたり、
もう一人はキャバクラの女の所に電話していたり。
上司はコンピューター麻雀していたり、ネットで夜の情報を探していたり
(2chを含む)、別室でギター弾いていたり…。
なんていう会社なのでしょうか。。(●´―`●)

休みが取れない分、こんな雰囲気になってしまうのかもしれませんが。

別に家に帰った時とか、2chを見る余裕もあるのですが、
夕御飯作って、ちょっとTVみて、電話で話して、風呂入ってとかやっていると
疲れているからなのか自然に眠くなってしまい、ネットに繋いでも旅行関連や
他の事を見ている間に2chはまぁいいか。となってしまうのです。

無理して2chをやっていると、その退廃的雰囲気と言うか独特のアパシームードに
自分も会社に行く気分を失ってしまうので、笑)あえて見ない様にしています。

会社の同僚など、2chを知っているものの、別にはまっていない人に客観的意見を
もらうと、やっぱり2chは一つの独特の世界なんですよね。
「会社のおちこぼれやプータローなど社会的落伍者が集まる所」
「普通の世界ではうまくコミュニケーションを取れない人達が寄り添っている所」
など、さすがに自分はそこまでは思いませんが、当たっているふしもあるのかなぁと
思う時はあります。

2chは時を経てかなり普通になったけど、例えば2ch語を一般社会で使ったら、
やっぱりとても変な人だし、
それこそ2chカップルがエッチの時に2ch語を使ってるのは、普通の人達の感覚からしたら、
赤ちゃん語で甘える男と同じか、それ以上に気味が悪いものなんじゃないかなと
推測します。W)
(実は日本でオフに出た時、皆が2ch語を使って会話しているのに本当に驚いた)

そんな意味でも2chと適度に距離を置くのは大切な事なのかもしれません。
自分の場合、物理的に強制的に2chと離れているのが逆によかったのかな。
もし、日本にいたら、ロビーでの多くの固定のように、人間関係ぐちゃぐちゃ、
あちこち穴兄弟、竿姉妹の仲間入りをしていたのかなぁと思う時はあるです。
ぶっちゃけ。

別にやりまくりっていうのは悪い事だとは思わないですし、人間そう言う時期が
あっても当たり前と思いますが、その事実を認められなかったり、
同じタイプというか、同じ世界の人とばっかり付き合っていると、恋愛力というか、
他の世界では適応できなくなっていくような気もします。
別に今では当たり前になった2chで知り合ったカップルを責める訳ではないし、
たまたま付き合ったきっかけがここだったというのは別に変じゃないですが、
友達も彼女も付き合う人は全て2ch絡み、
2ch以外には彼女も友達もいないというのはね…。
すぐにレスが帰ってくる2chは、とても広くて普通の社会の一つと思いがちですが、
実は倦怠感が漂うとても排他的な社会なのかもしれません。

まぁ、所詮他人事ですがね、地球の裏の世界での。
そうそう、ここまで読んで憤慨してる人も、地球の裏側に住む価値観の違う
世界の人が戯言を言っていると思って、気にしないでくださいね。(●´―`●)



11月17日(日) 23:33:53

本当に忙しいです。
11月はまだ1日しか休みをもらっていません。


1月にビザ申請のため日本へ帰る事になりました。
ビザが下りるまで日本に滞在する予定ですが、
アメリカ大使館によると、休館日を除いて通常2週間近くかかるとの事なので、
実際には3週間位日本に滞在すると思います。
ビザが取れ次第、NYへ戻るという事で。
多分、1月8日から2-3週間の予定です。

日本へ帰ったら、温泉にラーメンにクラブに
ラグビー観戦(明大が今年は強いといいのですが)…などなど。
夢はつきない?です。

色々楽しみたいです。(●´ー`●)



11月11日(月) 23:10:36

Atlanta出張から帰ってきました。
今回の出張は色々な事がありました。

まず。
現地の取り引き先の女性社員達と仲良くなって、皆で御飯を食べたり。
アトランタには年に2〜4回程度しか行かないのですが、これから行く度に
ボストンのように楽しくなりそうです。

アトランタの雰囲気はアメリカ人、日本人問わず、NYとはかなり違います。
それは年寄りに限らず、若い人も。
アトランタの場合、アメリカ人(そのほとんどが黒人男性)と若い日本人女性の
カップルがものすごく多い。逆に年配の日本人女性のほとんどが、
戦争花嫁というか、元軍人っぽい白人の夫を連れています。
日本人男性の絶対数が少ないし、皆のんびりしています。
NYみたいに「恋愛も仕事も奪ったもの勝ち。それが実力なんだから。
イヤなら去ればいいじゃん」みたいな雰囲気はまず、ありませんね。
裏では色々あるのかもしれませんが。ゲラ)

今回皆で食事した内の一人は、日本人女性で黒人の夫がおり、子供も2人います。
夫はアート系が夢らしいけど、それだけで生きていける訳も無く、
カードなどの借金の取り立てを仕事としているらしい。
一応、夫はカリフォルニアの中流階級出身らしいですが、
多分、妻の方が毎日健気に働き、夫よりお金を稼いでいるのかもしれません。
ちなみに夫に言わせると、黒人社会は中流と下層でかなり違う様です。
下層は人間ではないし、まともな人の住む所ではない!とも。

実際、アトランタでは、日本語のできない日系2世っぽい人や、黒人とアジアンの
ハーフを良く見かけます。
意外な事にNYではそれほど見かけないです。NYは大都会なので、
そういう人達が遊ぶ所と自分の出没エリアが異なっているからかもしれませんが。

昔、自分のボスだったマネージャーがこんな事を言っていました。
「結婚するのも、白人となら生活できるけど、黒人と結婚したら大変だよ。
本人達は愛し合っているのだから、まだいい。差別されても耐えられるだろう。
でも、問題はその子供で、本当に悲惨だ。」

彼は40年以上もNYに住んでいた人でした。だから真実味があります。
白人との結婚はそれほど問題にならないのだそうです。何故ならアジア人の血が
混じっていると云う事で、その子供は白人社会に入れないとしても、
子供は日本語さえ話せれば、日本や日系社会でなんとか受け容れてもらえる。
母親は、白人と結婚したのだから差別は覚悟だろうし。
子供はちょっとしたイジメはあるかもしれないけど、いずれにしろ、母の祖国という
逃げ道があり、その祖国も豊かだし、なんとかなると。

問題は黒人との結婚。
黒人がお金が無い事が多いのは仕方が無い。その分、日本人が倍働けば良い。
離婚率や教育の問題も置いておく。
問題はその子供だと。
日本に住む事はかなりの困難が付きまとうから、アメリカに住まざるを得ない。
日本には見えない差別があるから、黒人が働いて一家を支えるのはかなり困難。
多くの場合、日本人側は女性だから、日本に住むとしたら、彼女が収入の柱になる
しかない。しかし、専門職でもない限り、女で収入が良いのと言ったらやっぱり、、
夜の世界な訳で。
家族で一緒にいられる時間は限られてしまうと。

そこで、アメリカに住むとして。
黒人も何とか仕事を見つけられるだろうし、日本人妻にも簡単な仕事はある。
しかし、問題は子供。
日本人でも黒人でもない彼らには、安住の場所がないのだそうだ。
自分も見ていて思うけど、やはり、日系社会には受け容れてもらうのは困難そうだ。
何しろ、こっちの日系社会に入れる条件として、「日本語と日本的思考」がある。
日系2世で日本語を話せる人は半分程度だし、どちらかがアメリカ人の親の場合、
半分以下である。さらに日本的思考というか、自己主張は適度にとか色々…。

マネージャーは、以前黒人とのハーフを雇った事があるそうだが、
彼女自身そんな困難に何度もぶち当たったみたいで、ある意味日本人より日本人ぽい
女性だったと言っていたっけ…。

じゃ、黒人社会に入れば良いじゃないかと思うが、そうでもないらしい。
まず、黒人社会のメインストリームは未だにやっぱり貧乏で、犯罪やドラッグなどに
溢れている。生活レベルをダウングレードしてそこに入れるかどうか…。
仮に中流社会に入れたとしても、ここはここで差別社会なのだ。
日本人の血が混じっているものは、やはり差別される。。
つまり常にどっちつかずになってしまう…。
難しいものです。

また、別の日本人女性は、やっぱりNYに何時かは住みたいといっていましたが、
丁重にその困難さを伝えておきました。
アトランタからNYに出てきた人を実際に何人か知っているけど、その多くは
アトランタを懐かしがっているとも。
日本からいきなりNYに来たのならともかく、どこかアメリカの別の所に住んでいて、
NYに引っ越してくるのは、また外国に引っ越すのと変わらない程の違いがあり、
NYは遊びに来る所であって、働いたり生活する所ではないと。
会社の人も言っていましたが、結局憧れであって、住む人は少ないんですけどね。

飛行機がNYについた時の事。
白人のおっさんが、後ろの女性を先に出させようとレディファーストをし、
その女性は彼にゆっくりと頭上の荷物を出してもらった後、何やら話していました。

その時、後ろから。
"Excuse me!!"と女性の大きな声が。
通路を塞いで延々とそんな事をやっている二人に対し、誰かが叫んだのです。
白人のおっさんは、困った顔をしながら、「NYはこれだからなぁ」みたいな事を
その女性に言っていました。
その光景を横目に見ながら、他の乗客は飽きれた顔で、さっさと降りていきます。
ある者は携帯で話ながら、あるいはパームでメールチェックしながら。

そして、荷物のピックアップの場所からタクシー乗り場まで歩いている時に
気がついたのですが。
やっぱりNYの人は歩くのが早いのです。さっさとタクシー乗り場まで歩いていく。
歩くのが遅いと、行列ができて待たされるのを知っているかの様に、
隣で歩いている人と競い合っているかのようです。
気がつくと自分の足も皆に負けない様、自然と早くなっていました。
だって、自分も待つのはイヤだから。ヽ(*бvб)y-~~
アトランタで歩いていた人の2倍は早いですよ、本当に。
(つか、車社会のアトランタは歩いている人をほとんどみないけど…)




11月08日(金) 23:23:16

さて、これからアトランタ出張です。
今年の出張もこのアトランタと月末のデトロイトで終了かと。
本当に休みなしの毎日で疲れます。
結局、10月で休めたのは2日間だけだったし、
11月に入ってからは、まだ1日も休みをもらっていません。
ちなみに次の休みがもらえそうなのは、13日…。
そう、誕生日なのです。
木村拓哉と同じ…。

今月も月に2日位しか休めないのかなぁ。。
なんか、「成功する留学・海外就職」とか日本で売ってそうな本には
海外で働く事が華やかに描かれているけど、現実は本当に過酷ですよー。
希望を無くさせない為なのか、やっぱり売上げ目的なのか、
あまりひどい事は書いていないですよね、あの本。
やっぱり彼らにしたら、一番のお客様は購入者(読者)とともに、
広告営業先、つまり、広告載せてる留学斡旋業者とか英語学校な訳で。
斡旋業者に騙された話はキリがないのに、絶対に載っていないし、そういう情報。
あるいは、まともな業者でも、自分でやるのと比べて、一人あたり10万円〜20万円位
ぼったくっているというか、利益をだしているというか。
それも自分でやるのも、簡単な英語さえ話せれば、専門知識がなくても、
15分位で済んじゃう作業だったりして。。
例えば、ある英語学校の場合、授業料が一ヶ月毎週20時間で$600です。
で、入学金が$100位。そこまで行く交通費が数ドル。ビザで8000円位かな。
トータル800ドルの所を、業者に25万以上取られたそうです。
これでも良心的な方だったらしく、50万とかもざらにあったらしいですよ。

仕事にしても同じです。綺麗事ばっかり載ってて、
いくら頭が良くても、大卒以上か専門職じゃないとビザが絶対に下りないとか、
その専門職には、大卒で最低2年以上の経験が必要で、高卒なら連続して12年の経験がないと意味をなさないとか、さらに美容師にしても公認会計士にしても日本の免許の
ほとんどは通用しないとか…そういうのはほとんど載っていません。
就職にしても、「時期柄、テロ以降景気が悪くかなり厳しい」の一言だけで、
NY以外では仕事そのものがないか、グリーンカードが最低条件みたいな状況も
触れていないんですよね。
で、こっちにきて、みんなその現実の厳しさに悩まされると。

そういうのがちゃんと載ってる本とかがあったらいいのですけどね、、
無理なのかなぁ。
ヽ(*`Д´)ノ




11月06日(水) 23:00:00

Palmという有名ステーキ屋に、会社の皆で行ってきました。
NYでは有名なステーキ屋がいくつかあって、
そのうちのトップ3とかに入るような店です。
2002年のザガットでも、パームは有名店のピータールーガーに続いて2位でした。
ピータールーガーはクレジットカードを受け取らない店として有名で、
それは昔のマフィアが現金決済だったから、その名残だとか。
ザガットのブルックリン版を作ったら、多分全レストランのNo1になりそうとか。
ちなみにもう一つの有名店、スパークスも店の前でマフィアの親分が
射殺された等、歴史を感じさせる逸話が色々あります。
マフィアは何時殺されるかわからないから、常に美味しい物を食べるとか、
裏切り者を殺す前には、最後の晩餐を取らせるとかいろんな話を聞きますもんね。

一応、アメリカはステーキの国と思われてるだけあって、
その中で一番都会のNYのステーキ屋のレベルはかなり高いです。
評判の店は値段は確かに高いけど(どこでも大体一人予算は$75-100)、
量もアメリカサイズ。
何しろ、500グラム+で当たり前の様にでてきます。
さらに前菜にワインに食後のケーキやブランデー。
お腹までアメリカーンになってしまうのは仕方ないです。。(●´ー`●)

これでも日本に比べたら安いですけどね、、
東京で本当に高い店とか行ったら、一万円札がどんどんなくなるからなぁ。。


で、皆で話題になったのは、
前回食べに行った、ピータールーガーとどっちが美味いかと言う話。
ザガットではピータールーガーのが高評価だし、皆もそうみたいだけど、
自分としては、パームのが美味しかった気がするなぁ。
焼き方とかも、パームのは肉の位置によって
焼け方にムラがあったりとか言う事はなかったし。

ちなみにピータールーガーは一ヶ月位前に予約を入れても、
取れない事が多い位、ニューヨーカーには有名な店です。
NYに来て、もし予約が取れたら行ってみてください。(●´ー`●)

それにしても。
これで醤油とか御飯があったら最高なんですけどね。。
↑行った事のある日本人と話すとかならず話題になる会話。


ちなみに松井は16・17日頃決まりそうですよ。
関係会社だけあって、既に色々話は聞いているです。
ヤンキースに決まったら、巨人がこっちに来て、YANKSと試合をするかもとか、
肖像権の話や日本からのツアー、そしてチケットの話などなど。。



11月05日(火) 12:05:46

ついしん。どーかついでがあったらうらにわのアルジャーノンのおはかに花束をそなえてやてください。


日本では、「アルジャーノンに花束を」をドラマでやっているようですね。
この作品の結論は、原作を読んで知っているのであえて言いませんが、
今、ビデオで第三話まで見た感じでは、かなり綺麗に仕上げているようですね。
おもらしとかもしていないみたいだし。
なんか、視聴率目当てで、恋愛がメインの話になりそうなのが、とても心配です。
パン屋で一緒に働く、知的障害者の女性なんて出てこないですし、
この彼女の設定次第で、原作とのずれ、
つまり面白くもかなりつまらなくもさせそうな気がします。
原作は大変上手くできています。
SFであり、哀しい物語として。
心理学を学んだものならなおさらです。
それを下手な恋愛話で壊してしまわないか心配です。。

この原作の舞台はNYなのです。
やがてチャーリィ(=ハル)は、ブロンクス(つまり場末のイメージ)に住む
床屋の父親やブルックリンの母と妹の元に会いに行きます。
また、セントラルパークの近くのアパート(日本でいう広尾か代官山)で
恋愛経験をしていきます。理論や頭の良さでは片付けられないような、心の機敏さ。
芸術肌で素頓狂なフェイとの、ハプニングのような窓越しの恋愛。
そして、ワレンとはロングアイランドに実際にある所です…
大都市の情景と内容が見事に調和しているのがこの原作の特徴です。

狙って綺麗に着飾ったものは、美しくない。
どこかに儚さが漂っているから、美しく哀しい。
そんなものが抜けているように見えるのが気になります。

そして、3月4日に始まったこの原作が終わるのは、
秋も深まり、NYが一番寒くなる11月21日です。。
寒い方が、凛として哀しく美しいって以前にも書きましたっけ。。
ヽ(*бvб)ノ



11月04日(月) 12:03:28

大嫌いなオハイオ出張から帰ってきました。
ここの取り引き先はとにかくイヤな奴なんです。
その人は、他の会社の人でも平気で殴るし、暴言は吐くし、とにかく自分勝手。
あそこまで性格悪い人っていうのも、2ch内ですら一人位しか見た事がありません。
ヽ(*`Д´)ノ
何しろ、自分達の会社でのイベントの為に、
他社の人間に平気で「朝7時に来い!」とか言えるような人です。
そのくせ社内の人間の集合時間は8時だったりして。。
ちなみに言い出した本人は遅刻してきました。
自分も暴言を吐かれ、殴られましたが、会社の顔も立てないといけないし、
(本当はこっちのが日本でも誰でも知っているようなメジャーな企業なので、
本気になれば、まるっきり強気に出れるんですけどね。)
とりあえず耐えてきました。
ヽ(*`Д´)ノ

けんかは何時でもできるからね。。

また、面白かったのは、現地の若い日本人が喜んで参加していた事。
こっちでは、基本的にそういうイベントは、ジャパンソサエティなど、
年寄りだけが喜んで参加していて、若い奴は参加しないし、
いくつもの派閥というか、別世界に分かれているから、別にそういうのに
参加しなかったからといって、日本人社会で村八分にされる事もないですから。
それこそ、駐在員世界、駐妻世界、学生世界、お水世界、アート系世界などなど
いくつにも別れていて、お互いに無関係です。
その証拠にテロの時も、日本領事館は駐在員以外の消息は知ろうとも
しませんでしたし、一切無視されました。つまり駐在員以外は好きで来ているの
だから、どうでもいいと思われているのかもです。

ああ、本当に田舎社会はいやですね。。
ある意味、日本の田舎よりさらに閉鎖的かも。。



11月03日(日) 10:34:26

「冷静と情熱のあいだ」からをみて。

大変衝撃的でした。
自分達、海外在住組が抱えている「何か」を、あの映画は語っています。
一つ一つが心のどこかに響くのです。

海外から電話をかけた時、最初に日本を思い出すのはあの呼び出し音。
(ずっと日本に住んでいる人には気がつきにくいですが、あの音は日本特有なのです)
騒がしくて、落ちつきのない日本。
日本人同士の英語のカンバセイション。困った時には英語に逃げるのも。
イタリアを含め、青と黒で表現できるような、欧州のあの重く暗い雰囲気とイタリア男の口説き。
結局、本気で愛されなかった語学学校の女性のひたむきさと、「いってらっしゃい、ばーか」
以前、ロンドンと東京で長距離恋愛していた自分にはあまりにも…。

お互いの心のゆらぎや、間合いというか息遣いも、海外在住者特有の何かが漂っているのです。
日本に対する諦念。お互いの求め方と自尊心。
それは、日系2世や外国人・在日日本人が抱えているものとはちょっと違っています…。

多分、皆どこかが壊れているのでしょう。
ちょっとした事で涙もろくなっていたり、どこかに寂しさを抱えていたり、
その弱さを隠す為に逆に強い殻で覆ってみたり、社交的になってみたり…。

自分がアメリカで生きているのは。
テロにビザ問題など、苦しくても踏ん張れるのは、
過去に「ニューヨークを一緒に愛してくれたひと」がいたからで。
かれこれ10年前の話になりますが…

さて、結びの言葉。
実はフィレンツィエのドゥオーモに一緒に行った人がいます。
この映画を見る前に。。
永遠の愛になるのでしょうか。
そして…。
ゴッサムシティのロックフェラーセンターでいつか逢いたいねって約束したまま別れた人も…・
(●´―`●)